グラスコップから『銅鑼(ドラ)の効果音』を作る
先日、グラスコップを叩く音から"中国の銅鑼”のような面白い音が得られたので共有します。ツイッターで公開した動画がありますのでまずはこちらをご覧ください。
グラスをスプーンで叩く音を録音して、リバーブとディレイで遊んでいたらエフェクティブな”銅鑼(ドラ)”の音になりました(笑) pic.twitter.com/4bpeHiCfsZ
— OGAWA SOUND/小川 哲弘 (@OGAWASOUND) December 22, 2020
いかがでしょうか!?それっぽい音が鳴っていますよね(笑)加工した行程は下記の通りです。
- スプーンでコップを叩く音を録音する
- サンプラーに取り込み、ノートで再生しつつノートを低くしていく
- 透明感のあるリバーブを付加する(RAUM)
- 残響成分にピッチ変化を起こす(Valhalla Delay)
この中で銅鑼に似せるためのポイントとなる加工が、「残響成分にピッチ変化を起こす」ことです。
ここではValhallaDelayというプラグインを使って、残響成分が半音7つ分、つまり5度の音まで上がるように設定しています。こうすることで低い原音からフィードバックの音程がだんだん上がっていく表現になり、本物の銅鑼やシンバルのような鳴り方に近い効果が得られます。
いくつか試した結果、5~7半音分くらいの設定で良い結果が得られましたので参考にしてみてください。また、こうした残響成分に音程を付加する機能は、ディレイだけでなくリバーブにもついているものがあります。例えば、同じ同社のValhallaShimmerというリバーブプラグイン。
このように、ピッチモードが用意されており、「shift」という項目で残響の音程を変化させることができます。是非お手持ちのプラグインを使って、コップを叩く音から銅鑼の音を作ってみてくださいね!(笑)
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